アメリカの国益 2008 11 23

 この度の金融危機で、
ウォール街は、壊滅状態になりましたが、
これが、長期的には、アメリカの国力回復につながると思っています。
 本来、アメリカ人は、発明の能力に優れ、
魅力的な製品やサービスを開発し、世界の国々に提供してきたのです。
 ところが、ウォール街において、
あまりにも巨額の報酬を得られることがわかって、
本来は、世界最高の技術者として活躍すべき若者が、
あるいは、世界トップレベルの政治家や官僚として働くべき若者が、
一攫千金を目指して、ウォール街に集まるようになってしまったのです。
これは、長期的に見て、アメリカの国益を損なう現象だったと思います。
 聞くところによれば、ウォール街の金融機関において、
1億ドルのボーナスを得たCEOもいるというのです。
 これでは、研究室で、真面目に研究や開発をしているのは、
ばからしくなってしまいます。
研究や開発など、さっさと放り投げて、
ウォール街で一攫千金を狙った方がよいと考えたくなります。
ウォール街では、CEOどころか、新入社員ですら、高額報酬だったのです。
 こんな話を聞くと、
地道に、魅力ある製品やサービスの開発、
あるいは政治家の修業や官僚としてキャリアを積み重ねるのは、
ばからしいと思うでしょう。
 再び、アメリカが、
魅力的な製品やサービスを開発し、
世界の国々に提供するようになることを祈っています。
 グーグルやインテルのCEOが、巨額の報酬をもらうのは当然ですが、
金融機関のCEOが、巨額の報酬をもらうのは、おかしいと思います。
 何しろ、彼らは、優秀な頭脳をウォール街に集めて、
怪しげな金融製品製造工場で、証券化商品を製造し、それを世界中に、ばら撒いた。
これで、巨額の報酬を得る。
何か、おかしくありませんか。
















































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